脚本家、シンガーソングライター、女優として活動する相沢友子(あいざわ ともこ)さん。
大ヒットドラマ「やまとなでしこ」や「世にも奇妙な物語」でも脚本を務めた相沢さんですが、一部では「原作クラッシャーなのでは?」という評判もあるようです。
この記事では、相沢友子さんが脚本を手掛けたドラマ作品の中で、「原作の改変が大きい」と話題になった作品を紹介していきたいと思います。
相沢友子のプロフィールまとめ
最初に、簡単に相沢友子さんのプロフィールをまとめておきたいと思います。
名前 | 相沢友子(あいざわ ともこ) |
生年月日 | 1971年5月10日(現在52歳) |
出身 | 東京都 |
血液型 | B型 |
主な経歴 | ・1991年、19歳で「Discolor days」で歌手デビュー ・ホリプロ所属の女優兼歌手として活動 ・1999年、小説『COVER』が太宰治賞の最終候補にノミネート ・2000年、「世にも奇妙な物語」で脚本家デビュー |
女優としても活動されていただけあって、お綺麗な方ですね!
相沢友子の評判は?
相沢友子さんの、SNSでの評判をご紹介したいと思います。
「原作クラッシャー」という評価もありつつ、「面白い脚本も書かれている」というコメントも多数見られます。
相沢友子の脚本作品まとめ!
ここからは、相沢さんが手掛けた脚本のうち、漫画や小説などの原作があり、「改悪では?」と話題になった作品を紹介していきたいと思います。
なお、「改変」を「改悪」とするのは個人の意見ですし、改変は脚本家の判断かテレビ局の要望かも不明ですので、その前提でお読みいただければと思います。
セクシー田中さん(2023年)
小学館の『姉系プチコミック』で連載中で、累計発行部数が100万部を超える人気漫画です。
ドラマは2023年末に完結していますが、1~8話を相沢さんが、9~10話を原作者の芦原さんが手掛けたのだそう。
これについて、相沢さんは自身のInstagramで以下のように言及しています。
『セクシー田中さん』今夜最終話放送です。
最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました。
(略)まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1〜8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします。
(中略)今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。
どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。
原作の芦原さんがワガママを言って現場を混乱させてしまったのかな?という印象を持つ投稿ですね。。
これに対して芦原さんは、Xで自身が9~10話を書くことになった経緯を投稿しました。
ドラマの出来栄えや脚本そのものに対する評価はそこまで悪くなかったようですが、相沢さんのInstagarmでの言い方に対して疑問を持つ方が多いようです。
ミステリと言う勿れ(2022年)
次は、「ミステリと言う勿れ」。菅田将暉さん主演で、映画化もされました。
田村由美さんが原作で、コミックスの累計発行部数は1,300万部超えの超人気作品です。
ドラマ化にあたり、以下のような改変がされていたようです。
- 風呂光(ふろみつ)という女性警察官が、主人公の久能に好意を寄せているような設定が追加
- 久能の大学の同級生、相良レンが登場しない(恐らく風呂光の登場回数を増やすため)
- 登場人物のガロと愛珠関係性が「姉と弟」から「兄と妹」に変更
原作では風呂光は、超男社会の警察という組織で奮闘する女性として描かれているため、ドラマ化にあたり恋愛脳化してしまった点に特に批判が集まったようです。
ビブリア古書堂の事件手帖(2013年)
次は「ビブリア古書堂の事件手帖」です。
原作からの主な改変箇所は以下の通り。
- 主人公の見た目が違いすぎる
- 主人公の妹が弟に変更
- 柔道で鍛えた逞しい系のキャラが細身のメガネキャラに変更
- 時系列の変更が大きい
原作の主人公と主演の剛力彩芽さんがあまりにも違うこと、原作では人間関係を深く描いている一方で、ドラマでは事件の方に力点が置かれていたことに違和感を持つ方が多かったようです。
キャスティングは脚本家の相沢さんは関わっていないと思いますが、この頃、あらゆるドラマに剛力彩芽さん出てましたよね……笑
ちなみに本作は、月9史上最低の視聴率を記録しています。
鹿男あをによし(2008年)
続いては、玉木宏さん主演の「鹿男あをによし」。
直木賞を受賞した万城目学さんが執筆した小説が原作です。
- 主人公の同僚である歴史教師の藤原を、男性から女性(綾瀬はるか)に改変。
- 最終的には両想いになるというエンディング
という変更がありました。
男性同士だと華がないなどの判断があったのでしょうか……?
その他
他にも、相沢さんが脚本で話題になったドラマ・映画を簡単にまとめておきます。
- 「トレース〜科捜研の男〜」:キャラクターの性格改変が大きかった
- 「失恋ショコラティエ」:石原さとみ演じるサエコが典型的な「女の敵」として描かれていた
- 「鍵のかかった部屋」:Wikiの登場人物解説が原作とドラマで2通りあり、別物扱いされている
- 「プリンセス・トヨトミ」:「原作は面白い」が枕詞になっている
まとめ
相沢友子さん脚本作品についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
「恋愛要素が入ってくる」「キャラクターの性別や性格が変わる」のは、映像化にあたって必要な改変なのかもしれませんが、原作ファンとしてはやはり受け入れにくいですよね。
オリジナル脚本やラブコメは評価が高いため、原作がある作品との相性があまり良くないのかもしれませんね……
今後の活躍に注目していきたいと思います。