大阪府八尾市の小学校で、小1の児童が遠足で熱中症になったことに関し、児童の両親が学校側に責任があるとして損害賠償を求めていることが分かりました。
この記事では、当該小学校はどこなのかを調査してみました。
大阪府八尾市の小学校の遠足で、女子児童が熱中症に
報道によると、遠足が行われたのは2022年5月。
当時小学校1年生の女子児童は、遠足に持っていったお茶がなくなったため、担任の教諭へお茶の購入を申し出ました。
しかし、学校側は水分の購入を認めず、女児は小学校に到着後に体調不良となり、その後、38度を超える高熱を出して救急搬送されたと報道されています。
女子児童は無事に回復しましたが、病院からは「熱中症」と診断されたということです。
両親は、学校側が安全配慮義務を怠ったとして、八尾市に対して損害賠償を求めて裁判を起こしています。
一方で八尾市は、「遠足中は女子児童の体調に問題はなかった」として争う姿勢を示しているとのことです。
八尾市の小学校はどこ?用和小学校か?
本件について、報道では小学校名は公表されていません。
当該小学校は市立小学校であり、八尾市内には27校の市立小学校があります。
八尾市ホームページを調べていたところ、令和4年(2022年)12月の教育委員会の議事録に、以下の議題がありました。
八尾市立用和小学校1年生春の遠足における熱中症事故に関する再調査と再発防止についての請願の件
今回報道のあった小学校とは、遠足があったのが2022年5月、女子児童が当時小学校1年生だった点が一致しています。
また、用和小学校は八尾市立の小学校であり、2018年には、5月に小学校1年生の遠足が実施されたことが確認できました。
小学校の行事は基本的に恒例行事になっていると思われるので、用和小学校が2022年5月に遠足を実施した可能性はありそうです。
ですが、春に1年生の遠足を行う小学校は確認できた限り他に3校以上あり、今回の小学校とは別の小学校の可能性もあります。
学校や生徒さん・保護者の方に迷惑がかかる可能性がありますので、学校への問い合わせは絶対に行わないでください。
担任教諭の氏名は?
女児の担任教諭の氏名についても、報道では公表されていません。
こういったケースでは、担任の氏名が公表されることは基本的にないように思われます。
教育委員会の会議録の内容は?
2022年12月の教育委員会の議事録を見てみました。
一部、前後関係がわからない箇所もありましたが、当該議題の内容について、大枠をまとめると以下の通りです。
- 学校から提出された報告書と、請願内容に相違が見られる
- 教育委員会としては、遠足についての再調査が必要だと考えている
- 再調査の結果を踏まえ、請願へ適切に対応する必要がある
- 再発防止に取り組み、保護者・子どもからの信頼回復に努めるべき
「再発防止」という言葉が複数回登場しており、八尾市の教育委員会も事故を重く受け止めていることがうかがえました。
まとめ
以上、遠足で熱中症事故が起こった八尾市の小学校について調べてみました。
最後までお目通しいただき、ありがとうございました。